1.導入
みなさま、ペンテコステおめでとうございます。ペンテコステというのは、イースター、クリスマスと並ぶキリスト教の三大聖日の一つですが、クリスマスは主イエスの誕生を祝う日、イースターは主イエスが死者の中から復活したのを祝う日であるように、いずれもイエス・キリストの生涯にかかわるものですが、ペンテコステは三位一体の父・子・聖霊の中でも特に聖霊に関係する日です。ペンテコステというギリシャ語の言葉の意味は、50番目という意味なのです。では何から数えて50番目なのかといえば、ユダヤ教のお祭りの一つである初穂の祭りから数えて50日目ということです。初穂の祭りというのは、収穫の初穂を神に感謝してお献げする日ですが、人類の中で初めて死者の中から復活したイエス・キリストを比喩的に言えば人類の初穂です。ですから、初穂の祭りとはそのままイエスの復活の日を指し示すものなのですが、それから50日後に教会に聖霊が降ったので、その日がペンテコステの主日となったのです。
“からだは一つ、御霊は一つ第一コリント12章12~30節” の続きを読む