1.導入
みなさま、おはようございます。第一コリントからの説教も、今日を含めて残すところあと二回となりました。先週までは15章で書かれている死者の復活と終末について考えていきました。その壮大なヴィジョンが終わって、今日の16章は手紙の末尾、いわばあとがきのような内容になっています。ただ、普通の本でも著者のあとがきというのは重要な内容を含んでいます。私自身もつたない物書きとして本を書かせていただいておりますが、あとがきは一生懸命書きます。ですから、この第一コリントの16章もじっくり学ぶべき価値のある章だと言えます。
16章にはいくつかのことが書かれていますが、はじめにエルサレム教会のための献金について書かれています。この第一コリントの講解説教が終わったら、続けて第二コリントの講解説教に入りますが、第二コリントにおいてはエルサレム教会への献金は大変重要なテーマになっています。ですから、第二コリントの説教の予告編のような意味でも、わずか4節の短い箇所ではありますが、今日の箇所をしっかりと見ておきたいと思います。
“エルサレム教会への献金第一コリント16章1~4節” の続きを読む