1.導入
みなさま、おはようございます。先週は大変恵まれたペンテコステ礼拝になりましたが、今週から通常通り、マルコ福音書からの説教に戻ります。前回は、イエスがいよいよ福音宣教に乗り出すという場面でしたが、イエスにはまだその時には仲間がおらず、単独で行動を始められました。しかし、神の王国を人々に広めるという任務は一人だけでできるようなものではありません。ある王国があって、その王国には王様一人しかいなければ、それは王国とはとても呼べません。神の王国は神の支配という意味ですが、その支配に従う人々がいて初めて王国は王国となるのです。ですからイエスの最初の仕事は、王国の中で自分に従ってくる弟子たち、しもべたちを呼び集めることでした。今回は、十二使徒の中でも特に有名な四人の弟子たち、彼らの召命物語を見てまいります。
“弟子たちの召命マルコ福音書1章16~20節” の続きを読む