1.序論
みなさま、おはようございます。第一テサロニケ書簡からのメッセージは今日で七回目になりますが、最終回となります。毎月原則一度のメッセージでしたので、ゆっくりとこの書簡を学んで参りましたが、これまでの内容を思い返しつつ、このパウロにしては比較的短い書簡の締めくくりの部分を読んで参りましょう。
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みなさま、おはようございます。第一テサロニケ書簡からのメッセージは今日で七回目になりますが、最終回となります。毎月原則一度のメッセージでしたので、ゆっくりとこの書簡を学んで参りましたが、これまでの内容を思い返しつつ、このパウロにしては比較的短い書簡の締めくくりの部分を読んで参りましょう。
“パウロの勧めみなさま、おはようございます。今日は今年最後の礼拝であるのみならず、今年の最終日になります。振り返ってみれば、いろいろあったようにも思えるし、あっという間だったという感じもいたします。ともかくも、無事に年末を迎えられるのは大変ありがたいことで、年末年始はいきおいリラックス・ムードになるものです。忘年会などで深酒をして、うとうとと眠り込んでしまう、そんな時期です。そんな中で、今日のメッセージはハッとさせられる、気を引き締めさせられるような響きがあります。
“目をさましていましょうみなさま、おはようございます。本日は当教会では召天者記念礼拝で、先に天に召された信仰の兄弟姉妹のことを覚える日です。そして今日の聖書箇所は、親しい兄弟姉妹と死別して悲しんでいるテサロニケの信徒たちを慰め、励ますために使徒パウロが書き送った箇所です。ですから召天者記念礼拝にふさわしい聖書箇所だと言えるでしょう。
“眠った人々についてみなさま、おはようございます。私たちはこれまで、毎週旧約聖書のサムエル記を読み、月末の最終週のみ新約聖書のパウロのテサロニケ書簡を読んでいます。今日は第三週ですが、なぜ今日がサムエル記ではなくテサロニケ書簡なのか、と疑問に思われたかもしれません。それは、来週の主日礼拝が当教会では召天者記念礼拝であり、その聖書箇所として第一テサロニケの4章13節以下が相応しいので、今日はちょうどその前の箇所を取り上げようと考えた次第です。
“キリスト者としての生き方みなさま、おはようございます。今日は、パウロという有名なキリスト教の伝道者がテサロニケというギリシアの都市にある教会に向けて書いた手紙の一節を読んでいます。パウロという人は、もともとはキリスト教に反対し、教会を攻撃して破壊しようとしていた、かなり過激な人でした。それが、復活したイエス・キリストと出会うという神秘的な体験をした後に一変し、最も熱心なキリスト教の伝道者になりました。パウロはまだキリスト教が伝わっていない地域に福音を届けることに強い情熱をもっていました。そしてヨーロッパのギリシアにはまだ福音が伝わっていなかったので、いち早くそこへむかって伝道をしたのがパウロでした。パウロはまず、ギリシアの北部のマケドニア地方に向かい、まずピリピという都市、そしてマケドニア地方の中核都市であるテサロニケに向かいました。今日お読みいただいた箇所は、パウロがそのテサロニケを去った後、テサロニケの信徒たちに書き送った手紙の一部です。
“テモテからの知らせみなさん、おはようございます。毎月の月末には新約聖書のパウロ書簡からメッセージをさせて頂くことにしていますが、先月は一度お休みがあったことで一週繰り上がって、今日パウロのテサロニケ教会への手紙からメッセージをさせていただきます。今回の箇所は、パウロがテサロニケで開拓伝道をしていた時期を回顧する、そのような場面です。この箇所からは、パウロがギリシアのマケドニア地方にあった都市であるテサロニケと、またテサロニケに来る前に伝道していた同じくギリシアの都市であるピリピにおいて、大きな反対や苦難に直面していたことが分かります。パウロの伝道に苦難はつきものなのですが、しかしどうしてパウロは行く先々でこんなに多くの反対や迫害に遭ったのでしょうか?その理由を改めて考えてみたいと思います。
“テサロニケでのパウロみなさま、おはようございます。先月までは、毎週マルコ福音書を学び、月に一度だけ旧約聖書から説教をさせていただきましたが、今は毎週の説教が旧約聖書のサムエル記からなので、今度は逆に毎月一度は新約聖書から説教をさせていただきます。これから数カ月間は、パウロのテサロニケ教会への手紙からメッセージさせていただきます。
“テサロニケの教会