1.導入
みなさま、おはようございます。アドベント第二週に入り、救い主がユダヤ人のみならず、世界のあらゆる民族の人々のために来られたことを覚える季節を歩んでいますが、今日の聖書箇所はそのような時期にふさわしいものです。私たちはマルコ福音書を読み進めて参りましたが、これまでのところ主イエスの伝道の対象はガリラヤに住むユダヤ人にほぼ限定されてきました。「ほぼ」と言いましたのは、一度だけ例外があり、それは「レギオン」と呼ばれる大量の悪霊を追い払ったゲラサの地での出来事のことです。悪霊に取りつかれていたゲラサ人は異邦人、ユダヤ人から見て外国人ですので、イエスは既にユダヤ人以外の人にも救いをもたらしていたことになります。
“異邦人への救いマルコ福音書7章24~37節” の続きを読む