テモテからの知らせ
第一テサロニケ2章17~3章14節

1.序論

みなさま、おはようございます。今日は、パウロという有名なキリスト教の伝道者がテサロニケというギリシアの都市にある教会に向けて書いた手紙の一節を読んでいます。パウロという人は、もともとはキリスト教に反対し、教会を攻撃して破壊しようとしていた、かなり過激な人でした。それが、復活したイエス・キリストと出会うという神秘的な体験をした後に一変し、最も熱心なキリスト教の伝道者になりました。パウロはまだキリスト教が伝わっていない地域に福音を届けることに強い情熱をもっていました。そしてヨーロッパのギリシアにはまだ福音が伝わっていなかったので、いち早くそこへむかって伝道をしたのがパウロでした。パウロはまず、ギリシアの北部のマケドニア地方に向かい、まずピリピという都市、そしてマケドニア地方の中核都市であるテサロニケに向かいました。今日お読みいただいた箇所は、パウロがそのテサロニケを去った後、テサロニケの信徒たちに書き送った手紙の一部です。

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宝はここに(間島 直之師)
マタイ福音書13章44~46節

*今回の説教には音声はありません

今日開きましたのは、主イエス・キリストがお語りくださった天の御国のたとえです。主イエスは天の御国を宝にたとえてお話なさいました。高価な宝、夢にまで見るほどの宝です。皆さんそれぞれ、人生最大の宝は何でしょう。もっとも高価な買い物は何だったでしょう。値段も問題でしょうけど、それをほしいと思って努力したり貯金したりずっと思い続けてやっと手に入れた、あるいは、その素晴らしさにあまりに魅了されて、前後の見境もなく衝動買いしてしまった、というような経験や思い出のある物は何でしょうか。主イエスがお語りくださったのは、そんな宝を手に入れた二人の人のお話です。

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青年サウル
第一サムエル9章1~27節

1.序論

みなさま、おはようございます。サムエル記からの説教も早いもので、今日で9回目になります。前回の箇所では、イスラエルの人々が王を立てたいとサムエルに願い出ました。それまではイスラエルには王はいませんでした。なぜならイスラエルを王として導くのは神ご自身だったからです。しかし、人々は見えない神よりも、目に見える人間の王を求めました。勇敢で強いリーダーシップを持った王を立てて、彼によって外敵から守ってもらおうとしたのです。しかし神は王という存在の危険性をイスラエルの人々に指摘しました。王があなたがたのために戦うよりもむしろ、あなたがたが王のために戦わなければならなくなると。戦いだけではなく、王は日常生活のいろんな場面で、人々の権利や自由を侵害するだろうとも警告しました。

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王を求める民
第一サムエル8章1~22節

1.序論

みなさま、おはようございます。今日もサムエル記から学んで参りましょう。さて、前回の箇所でもお話ししましたように、サムエル記の1章から7章まではひとまとまりの話になっています。これはサムエルを主人公とする話で、サムエルは士師としてイスラエルを一つにまとめる働きをしていました。

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テサロニケでのパウロ
第一テサロニケ2章1~16節

1.序論

みなさん、おはようございます。毎月の月末には新約聖書のパウロ書簡からメッセージをさせて頂くことにしていますが、先月は一度お休みがあったことで一週繰り上がって、今日パウロのテサロニケ教会への手紙からメッセージをさせていただきます。今回の箇所は、パウロがテサロニケで開拓伝道をしていた時期を回顧する、そのような場面です。この箇所からは、パウロがギリシアのマケドニア地方にあった都市であるテサロニケと、またテサロニケに来る前に伝道していた同じくギリシアの都市であるピリピにおいて、大きな反対や苦難に直面していたことが分かります。パウロの伝道に苦難はつきものなのですが、しかしどうしてパウロは行く先々でこんなに多くの反対や迫害に遭ったのでしょうか?その理由を改めて考えてみたいと思います。

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最後の士師サムエル
第一サムエル7章1~17節

1.序論

みなさま、おはようございます。今日はサムエル記の7章を読んでいただきましたが、サムエル記の1章から7章までは、ひとまとまりの物語だと言えます。それはサムエルを主人公とした物語です。8章以降は、イスラエルの初代の王となるサウルがストーリーの中心になりますが、それはそのままイスラエルが王制に移行していくという話でもあります。それに対してこの7章までは、イスラエルが「士師」と呼ばれるリーダーたちに率いられる最後の時代を過ごしているという、そういうことになります。

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一体何が起こっているのか?
第一サムエル6章1~21節

1.序論

みなさま、おはようございます。前回に続いて、今日も「主の箱」、「契約の箱」を巡るペリシテ人とイスラエル人との間の一連の騒動について見て参ります。聖書テクストを詳しく見る前に、この契約の箱のはらむ問題について少し考えたいと思います。この契約の箱は、一歩間違えればイスラエルを偶像礼拝に導きかねない、そのような問題を抱えているという話をさせていただきます。

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おとぎ話としてではなく
第一サムエル5章1~12節

1.序論

みなさま、おはようございます。サムエル記からの説教も、今回で五回目となります。さて、今日の箇所ですが、お読みになられてどのようにお感じになったでしょうか?なんだか本当の話とは思えない、おとぎ話かファンタジー小説のように思われたかもしれません。もちろんこれは聖書のテクストですから、そんな失礼なことは考えたこともない、思いもよらないことだ、とお考えになる方もおられるでしょう。しかし、クリスチャンでない方が今日の箇所を読んでどう思うかと考えると、「これは聖書の話というよりも、おとぎ話の類いではないのですか?」という反応が返ってくるのを容易に想像できます。

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テサロニケの教会
第一テサロニケ1章1~10節

1.序論

みなさま、おはようございます。先月までは、毎週マルコ福音書を学び、月に一度だけ旧約聖書から説教をさせていただきましたが、今は毎週の説教が旧約聖書のサムエル記からなので、今度は逆に毎月一度は新約聖書から説教をさせていただきます。これから数カ月間は、パウロのテサロニケ教会への手紙からメッセージさせていただきます。

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奪われた契約の箱
第一サムエル4章1~22節

1.序論

みなさま、おはようございます。サムエル記からの説教は、今日で四回目になります。これまでは、ハンナ、サムエル、エリとその息子たちというように、個人の信仰の在り方に注目してきましたが、今日の箇所からは個人の問題を越えたイスラエル民族全体の命運、政治的な話にテーマが移っていきます。しかし、それは個人の命運とは無関係にではありません。前回の箇所では、イスラエルの霊的指導者であるはずのエリの息子たちが道を踏み外し、それに対して神はサムエルを通じて裁きを宣告するという場面を学びました。しかし、その裁きはエリとその息子たちだけでなく、イスラエル全体に及びます。指導者の罪が、彼らの率いる群れ全体、民族全体に悪影響を及ぼすということです。リーダーの責任の重大さを改めて思わされる箇所です。

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