1.序論
みなさま、おはようございます。今日は、パウロという有名なキリスト教の伝道者がテサロニケというギリシアの都市にある教会に向けて書いた手紙の一節を読んでいます。パウロという人は、もともとはキリスト教に反対し、教会を攻撃して破壊しようとしていた、かなり過激な人でした。それが、復活したイエス・キリストと出会うという神秘的な体験をした後に一変し、最も熱心なキリスト教の伝道者になりました。パウロはまだキリスト教が伝わっていない地域に福音を届けることに強い情熱をもっていました。そしてヨーロッパのギリシアにはまだ福音が伝わっていなかったので、いち早くそこへむかって伝道をしたのがパウロでした。パウロはまず、ギリシアの北部のマケドニア地方に向かい、まずピリピという都市、そしてマケドニア地方の中核都市であるテサロニケに向かいました。今日お読みいただいた箇所は、パウロがそのテサロニケを去った後、テサロニケの信徒たちに書き送った手紙の一部です。
“テモテからの知らせ第一テサロニケ2章17~3章14節” の続きを読む