1.導入
みなさま、おはようございます。8月に入りましたが、今週は再び猛暑が続く予定です。そんな中、今月もマルコ福音書をじっくりと読んでまいりましょう。先週のテーマは「断食」でしたが、今日のテーマは「安息日」です。ユダヤ教、そしてキリスト教が広く人類に与えた良い影響、恩恵の一つに、安息日が挙げられると思います。私たちは今では週休二日が職場や学校では当たり前になっていますが、日本がキリスト教国から強い影響を受ける前の江戸時代では週一日の休みすらありませんでした。「盆暮れ正月」という言葉があるように、奉公人の休みはお盆と年末年始だけで、あとはずっと働いていたのです。藪入りという言葉もありますが、それによると休みは一年間でたった二日でした。今では信じられないことですが、これが日本の歴史の真実です。
“安息日の主マルコ福音書2章23~3章6節” の続きを読む