1.序論
みなさま、おはようございます。今日からいよいよサムエル記の後半の最大の山場に入ります。それは、ダビデ王家の第二王子であるアブシャロムが父であるダビデ王に対して反乱を起こすという大事件です。今日はそのいきさつを見て参ります。
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みなさま、おはようございます。今日からいよいよサムエル記の後半の最大の山場に入ります。それは、ダビデ王家の第二王子であるアブシャロムが父であるダビデ王に対して反乱を起こすという大事件です。今日はそのいきさつを見て参ります。
“反乱みなさま、おはようございます。サムエル記もいよいよ終盤に入って参りました。これからのサムエル記は、ダビデ王朝の第三王子、いえ第一王子のアムノンが殺されているので今や第二王子になりますが、そのアブシャロムを中心に展開していきます。ダビデはライバルであったサウル王家を滅ぼし、周辺民族や国家も次々と征服し、今や盤石な権力を手に入れたはずだったのですが、なんと最大の敵は内側に、その家族の中から出て来たのです。ダビデにとっての最大のライバルはその息子となったのです。
“アブシャロム*今回の奨励は録音のみで、原稿はありませんが、ぜひ録音をお聞きください。
“自分を低くするということ-レビ(マタイ)とザアカイの回心からみなさま、おはようございます。前回から第一ペテロの説教を始めましたが、今回が二回目になります。前回はこの書簡の導入部分でした。挨拶のような内容です。しかし挨拶とはいえ、そこでは非常に大事なことが言われていました。それはどんなことかと言えば、ペテロは彼が手紙を書き送った人々が直面している困難は、彼らを浄化するための試練であり、その先には大きな報いが待っているのだ、ということでした。
“聖なるものみなさま、おはようございます。これまで毎月の月末はヤコブの手紙を学んで参りましたが、その講解説教も終わりましたので、これからはペテロの手紙第一を読み進めて参ります。今日は月末ではなく、第三週ですが、本書簡に親しむためにも、今月だけは二回連続して本書簡から説教させていただくことにしました。
“信仰と救いみなさま、おはようございます。前回の説教で、私は二つの問いを提起しました。それは、ダビデがバテ・シェバ事件のことを本当に悔い改めていたのかという問いと、神はダビデのすべての罪を赦したのか、また赦したとするならば、その赦しとはいかなるものなのか、ということです。どういうことかと言えば、例えばある生徒が学校の大事な掃除道具を壊してしまったとします。その際に先生は、「もういいよ。このことは一切忘れてあげる」というかもしれないし、あるいは「あなたのしたことは赦してあげます。ただし、その掃除道具が壊れてしまったせいで他の生徒さんたちが不自由しているので、あなたはこれから一週間放課後に残って教室の掃除をしてくださいね」というかもしれません。どちらも赦したことには違いはないですが、その中身はだいぶ違いますよね。
“惨劇と悲劇みなさま、おはようございます。第二サムエル記を読み進めて参りましたが、前回はサムエル記全体の中でも重大な分岐点となる箇所でした。それは、ダビデが途方もない罪を積み重ねていく場面でした。彼は自分のために命がけで戦っている兵士の妻を寝取ってしまい、その罪を隠すためその勇敢な兵士を戦場で謀略によって殺します。罪を隠すためにさらなる罪を重ねていく、そのような泥沼にはまっていくダビデの行状を見て参りました。
“ダビデは悔い改めたかみなさま、おはようございます。昨年から毎月の月末にはヤコブの手紙を学んで参りましたが、いよいよ今回で最終回になります。そこで今日は、ヤコブの手紙全般を振り返りながら今日のみことばを読み解いていきたいと思います。
“ヤコブの勧告みなさま、おはようございます。今日はサムエル記の中でも、いやおそらくは聖書全体の中でも、最も衝撃的な箇所の一つを読んでいます。それは、我らが英雄であったはずのダビデが決定的な、また致命的な過ちを犯す場面です。それも悲劇的、宿命的な過ち、つまり避けようのない過ちではなく、ただひたすら浅ましく、不愉快な過ちです。しかも、たった一度の過ちではなく、罪の上に罪を積み重ねていくという、泥沼にはまりこむような過ちなのです。そして、この出来事を契機としてダビデ家はボロボロになっていきます。
“ダビデ家崩壊の始まりみなさま、おはようございます。私たちはサムエル記を読み進めて参りましたが、いよいよ物語は後半部分に入りました。といいますのも、今日のサムエル記下の9章からサムエル記の続編である列王記上の2章までは一つのまとまりになっているからです。それは一般的には「王位継承物語」と呼ばれています。今やイスラエルの王となったダビデの王座がその子ソロモンに受け継がれていくまでの過程を描いているのです。古今東西、王位をめぐる後継者争いは絶えないのですが、御多分に漏れず、ダビデ家の王位継承もすんなりとはいかず、数々のお家騒動を引き起こします。
“ダビデの誠意