決別
第一サムエル14章47~15章35節

1.序論

みなさま、おはようございます。私たちは今までサムエル記の中でも特にサウル王の栄光と没落を描いている箇所を読み進めています。特に今読んでいるところ、13章から15章までは如何にしてイスラエルの最初の王であるサウルが王位を失っていくのか、その経緯を描いています。今日の聖書箇所はその中でも最終局面にあたります。今日の説教タイトルは「決別」ですが、誰と誰が決別したのかといえば、それは預言者サムエルとサウルとの決別です。そして私がなぜこのような説教題にしたのかといえば、それはサウルが王位を失った一番の原因はサムエルとサウルの不和にあると思われるからです。

“決別
第一サムエル14章47~15章35節” の
続きを読む

サウルの葛藤
第一サムエル14章24~46節

1.序論

みなさま、おはようございます。今朝も、サムエル記を読み進めて参りましょう。さて、これまで何度かお話ししたように、私たちは今サウル王の没落物語を読んでいます。神に選ばれて一躍イスラエルの初代の王となったサウルですが、13章から15章まではそのサウルが如何にして王の位を失っていくのか、そのことを学んでいます。

“サウルの葛藤
第一サムエル14章24~46節” の
続きを読む

ヨナタンの信仰
第一サムエル13章15~14章23節

1.序論

みなさん、おはようございます。私たちはこれまで、イスラエルの初代の王となったサウルの成功と挫折の物語を読み進めて参りました。そのサウルの物語の中で、今日はもう一人の重要な人物が登場します。それがサウルの息子で、彼の後継者となるべき王子ヨナタンです。このヨナタンはサムエル記の中でも非常に好感度の高い、人気のある人物で、後にダビデの刎頚の友となっていきます。

“ヨナタンの信仰
第一サムエル13章15~14章23節” の
続きを読む

サウルの蹉跌
第一サムエル13章1~14節

1.序論

みなさま、おはようございます。さて、サムエル記も13章まで来ましたが、これまで私たちはイスラエルの初代の王となったサウルの生涯を読んでまいりました。王を求めるイスラエルの人々の願いに押され、また神ご自身から選ばれて、王となっていく青年サウルのサクセスストーリーをこれまで学んできました。それに対して、この13章から15章まではサウル王の没落物語、サウルがなぜ王という立場を失っていったのか、その経緯を伝える内容になっています。

“サウルの蹉跌
第一サムエル13章1~14節” の
続きを読む

正しい道を教えよう
第一サムエル12章1~25節

1.序論

みなさま、おはようございます。今年初めの主日礼拝をこのように迎えられることに感謝します。アドベントの期間中はイザヤ書を取り上げていたので久しぶりになりますが、昨年から続けてきたサムエル記の講解説教を今年も継続して参ります。

“正しい道を教えよう
第一サムエル12章1~25節” の
続きを読む

サウルの勝利
第一サムエル11章1~15節

1.序論

みなさま、おはようございます。今朝から教会のカレンダーではアドベントに入ります。イスラエルに真の王としてお生まれになったイエス・キリストのご降誕を祝うクリスマスを待ち望む期間です。主イエスは「王」という存在についての考え方を革命的に変えました。当時の人々が考える王の姿とは、人々の上に権力を振るい、人びとを支配する、そのような存在でした。しかし主イエスはその生涯を通じて仕える王、人びとを支配するのではなく、むしろ人々のために命さえ差し出す、そのような謙虚で慈愛に満ちた王の姿を示したのでした。そのような主イエスの姿は、私たちすべてが範とすべきものです。アドベントの期間は、そのようなイエスの歩みを思いつつ歩んで参りたいものです。

“サウルの勝利
第一サムエル11章1~15節” の
続きを読む

サウル、王として宣言される
第一サムエル10章17~27節

1.序論

みなさま、おはようございます。今、私たちはイスラエルの初代の王となるサウルがいかに神から選ばれ、また人々から受け入れられていくのかを学んでいます。イスラエルに初めて王制が導入される、その歴史的瞬間について学んでいるのです。前回は、預言者サムエルから王としての油注ぎを受けたサウルが、三つのしるしを与えられるところを学びました。三つのしるしとは、それぞれ「王」、「祭司」、「預言者」に対応したもので、サウルにはこの三職が与えられることを暗示したものでした。つまりサウルは人々を統治する王であるだけでなく、人々と神との関係を仲立ちする祭司としての役割、また神の御心を告げる預言者としての役割をも与えられるのです。その証拠として、サウルには圧倒的な聖霊の注ぎが与えられました。こうしてサウルはまったく新しい人へと変えられました。

“サウル、王として宣言される
第一サムエル10章17~27節” の
続きを読む

サウル、油を注がれる
第一サムエル10章1~16節

1.序論

みなさま、おはようございます。サムエル記の学びは、前回からサウル王の話に入りました。前回の説教でもお話ししましたが、一般的にクリスチャンの間では、サウル王のイメージは正直に申し上げてよくないと思います。以前、改革者の神学者が書いた本を読みましたが、その本ではサウル王は永遠の滅びに定められているに違いない、というようなことが書かれていました。どうも、ダビデ王の命をしつこく狙う嫉妬深い王様、というイメージが定着しているようです。

“サウル、油を注がれる
第一サムエル10章1~16節” の
続きを読む

青年サウル
第一サムエル9章1~27節

1.序論

みなさま、おはようございます。サムエル記からの説教も早いもので、今日で9回目になります。前回の箇所では、イスラエルの人々が王を立てたいとサムエルに願い出ました。それまではイスラエルには王はいませんでした。なぜならイスラエルを王として導くのは神ご自身だったからです。しかし、人々は見えない神よりも、目に見える人間の王を求めました。勇敢で強いリーダーシップを持った王を立てて、彼によって外敵から守ってもらおうとしたのです。しかし神は王という存在の危険性をイスラエルの人々に指摘しました。王があなたがたのために戦うよりもむしろ、あなたがたが王のために戦わなければならなくなると。戦いだけではなく、王は日常生活のいろんな場面で、人々の権利や自由を侵害するだろうとも警告しました。

“青年サウル
第一サムエル9章1~27節” の
続きを読む

王を求める民
第一サムエル8章1~22節

1.序論

みなさま、おはようございます。今日もサムエル記から学んで参りましょう。さて、前回の箇所でもお話ししましたように、サムエル記の1章から7章まではひとまとまりの話になっています。これはサムエルを主人公とする話で、サムエルは士師としてイスラエルを一つにまとめる働きをしていました。

“王を求める民
第一サムエル8章1~22節” の
続きを読む