多くの言語と真の一致
創世記11章1節~9節

矢田洋子

教会が誕生したその時、人々はいろいろな他国の言葉で話し出したと、使徒言行録は報告しています。教会は「キリスト・イエスにおいて一つ」(ガラ3:28)であり、「みなが一致して、仲間割れすることなく、同じ心、同じ判断を」(Ⅰコリ1:10)と使徒パウロは強く呼びかけていますし、「一つのからだ…一つの御霊」(Ⅰコリ12:13)で、また、「主は一つ、信仰は一つ」(エフェ4:5)です。しかし、教会はその誕生の時、使徒言行録で、一人一人が多様な言語で語り出しているということを覚えたいと思うのです。明らかに思想統制や画一化では決してないことは、教会自身が忘れてはならない大切なことだと思います。

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創世記11章1節~9節” の
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主の後ろに従う
マルコ福音書8章31節~34節

矢田洋子

「私の後ろに従って来なさい」とイエスさまが言われたのは、福音宣教の旅をするイエス・キリストが最初に弟子たちに受難予告をしたその場面でした。イエスさまは、今ここで、初めてご自分の救い主としての使命を、弟子たちにはっきりとお話になりました。ご自分が苦しみを受けて排斥され殺されるということ、そして復活するということ、それこそがご自分の使命なのだということを、弟子たちにここで初めてはっきりとお話しになりました。

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マルコ福音書8章31節~34節” の
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