いちじくの木
マルコ福音書11章1~21節

1.序論

みなさま、おはようございます。今私たちはレント、受難節と呼ばれる季節を歩んでいますが、それはイエスの苦難の日々を覚える季節です。今日の聖書箇所は、イエスのエルサレムでの最後の一週間、苦難の一週間の始まりの箇所で、マルコ福音書における第三幕の始まりの箇所でもあります。第三幕といいましたが、マルコの第一幕はガリラヤ編で、イエスのガリラヤ地方における宣教活動を描いている場面です。第二幕は、ペテロがイエスこそ待望の救世主、メシアであると告白したところから始まる、イエスと弟子たちのエルサレムへの旅を描いています。その旅の目的の一つは、弟子たちの霊的な盲目を癒し、神の国の価値観を彼らに教えることにあった、ということを前回まで詳しく学んで参りました。そして、最終章である第三幕となるのですが、その舞台は聖都エルサレムです。

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マルコ福音書11章1~21節” の
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