祭司エリの息子たち
第一サムエル2章1~36節

1.序論

みなさま、おはようございます。私たちはサムエル記を学び始めましたが、今回が二回目になります。サムエル記の始まりは、一人の女性の祈りでした。彼女は子どもを授かることができない不妊の女性で、そのために大変惨めな境遇にいました。その女性すなわちハンナの、子どもを授けて欲しいという必死な願いに応えて、神がハンナに男の子を与えてくださったという、そういう話でした。

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ハンナの祈り
第一サムエル1章1~28節

1.序論

みなさま、おはようございます。先週まで私たちは、一年以上かけてマルコ福音書を学んで参りました。イエス・キリストの生涯を描く四つの福音書は、いうまでもなく教会にとって最も大切な文書です。しかし、聖書には他にもたくさんの重要な文書があります。そして、そのうちの一つが旧約聖書に収められた「サムエル記」です。サムエル記は、ある意味ではダビデの伝記と呼べるかもしれません。ダビデは16章まで登場しませんが、しかしその後は間違いなくサムエル記の主人公として常に活躍します。ダビデは、モーセやアブラハムと並んで旧約聖書で最も有名な人物の一人です。その彼を歩みを描いているという意味で、サムエル記はとても重要な文書です。

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