ダビデの誠意
第二サムエル11章1~27節

1.序論

みなさま、おはようございます。今日はサムエル記の中でも、いやおそらくは聖書全体の中でも、最も衝撃的な箇所の一つを読んでいます。それは、我らが英雄であったはずのダビデが決定的な、また致命的な過ちを犯す場面です。それも悲劇的、宿命的な過ち、つまり避けようのない過ちではなく、ただひたすら浅ましく、不愉快な過ちです。しかも、たった一度の過ちではなく、罪の上に罪を積み重ねていくという、泥沼にはまりこむような過ちなのです。そして、この出来事を契機としてダビデ家はボロボロになっていきます。

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ダビデの誠意
第二サムエル9章1~10章19節

1.序論

みなさま、おはようございます。私たちはサムエル記を読み進めて参りましたが、いよいよ物語は後半部分に入りました。といいますのも、今日のサムエル記下の9章からサムエル記の続編である列王記上の2章までは一つのまとまりになっているからです。それは一般的には「王位継承物語」と呼ばれています。今やイスラエルの王となったダビデの王座がその子ソロモンに受け継がれていくまでの過程を描いているのです。古今東西、王位をめぐる後継者争いは絶えないのですが、御多分に漏れず、ダビデ家の王位継承もすんなりとはいかず、数々のお家騒動を引き起こします。

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ダビデとの契約
第二サムエル7章1~8章18節

1.序論

みなさま、おはようございます。主の年2025年の最初の礼拝を皆さまと共に主に献げられることを感謝します。今年の説教も、昨年に続きましてサムエル記を読み進めて参ります。昨年は主にサムエル記の前半、上巻を読んできましたが、そこで描かれるダビデは若き英雄、苦難においても神への信頼を失わない立派な神のしもべでした。しかし、これまでと違い、王となって地位と富を独占するようになる今後のダビデの歩みは神に選ばれた聖者とは程遠いものになっていきます。むしろそれは浅ましい、エゴイスティックな王で、自業自得で惨めな晩年を送ることになります。ダビデは王としても父親としても失格であるということが、これから起こる一連の出来事で明らかになっていきます。そのような今後のダビデの歩みを考えると、今日の箇所は驚くべき内容です。ダビデがどれほどひどい罪を犯そうとも、彼から恵みが取り去られることはないのだということがその内容だからです。

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忍耐への報い
ヤコブの手紙5章7節~11節

みなさま、おはようございます。早いもので、本日が2024年の最後の主日礼拝になります。この一年間も主に守られてこうして教会の歩みを続けられたことを心から感謝します。今日はヤコブの手紙からみことばを取り次がせていただきます。ヤコブの手紙は今年の二月から毎月月末にメッセージさせていただいておりますが、来年の一月で最終回になります。ですから、ちょうど丸一年かけてヤコブ書を学んできたことになります。

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イエスの父
マタイ福音書1章1節~25節

みなさま、クリスマスおめでとうございます。この喜ばしい主日を皆さまと共に祝えることに感謝です。さて、今日の説教タイトルは「イエスの父」です。ただ、イエスの父、と聞いてもそれが誰のことなのか、少し考えてしまうかもしれません。といいますのも、イエス御自身がおっしゃられているように、イエスの父、アッバとは父なる神のことを指すのではないか、とまず私たちは考えます。しかし、イエスを個人的によく知る当時のナザレの人々はイエスのことを「この人は、ヨセフの子ではないか」(ルカ4:22)と言っていました。

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苦難のしもべ
イザヤ52章13節~53章12節

みなさま、おはようございます。今日はアドベント第三週になります。いよいよ次週はクリスマス礼拝になりますが、今日の聖書箇所はクリスマスを待ち望むうえで大変重要な箇所です。実際のところイザヤ書53章は、旧約聖書の中でも最も有名な箇所の一つです。

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永遠の王国
ダニエル7章1~28節

みなさま、おはようございます。今朝はアドベント、待降節の第二主日になります。先週もお話ししましたように、アドベント期間中はこれまでのサムエル記の講解説教から離れ、アドベントにふさわしいと思われる箇所からメッセージさせていただきます。先週はエレミヤ書からのメッセージでしたが、今朝はダニエル書からのメッセージになります。

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新しい契約
エレミヤ31章23~34節

みなさま、おはようございます。いよいよ本日から待降節、アドベントに入ります。アドベント期間中は、これまでのサムエル記からの講解説教からは離れ、アドベント、つまり主のご降誕を「待ち望む」というこの期間にふさわしいと思われる箇所からメッセージをさせていただきます。そして第一アドベントの今日はエレミヤ書からです。私が当教会に赴任して最初にさせていただいたのがエレミヤ書からの講解説教なので、久しぶりの同書からのメッセージとなります。

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富の危険性
ヤコブの手紙5章1~6節

1.序論

みなさま、おはようございます。毎月月末は、サムエル記から離れて新約聖書のヤコブの手紙からメッセージをさせていただいております。そのヤコブの手紙も、終盤にさしかかって参りました。ヤコブの手紙ではとりわけ貧しさや富の問題がクローズアップされていますが、今日のみことばもまさにそのような内容になっています。

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契約の箱
第二サムエル6章1~23節

1.序論

みなさま、おはようございます。第二サムエル記に入って、早いもので今回で6回目になります。前回はダビデがイスラエル全体の王となり、王都としてエルサレムを定めたことを学びました。福音派のクリスチャンの間ではエルサレムといえば未来永劫イスラエルの都だというようなイメージがありますが、それはむしろダビデの時代からだということに注意する必要があります。ダビデこそがエルサレムを奪取した王であるということです。今日は、エルサレムを首都と定めた後にダビデが行ったことを、かなり批判的にお話しします。ダビデが段々と主への信仰から離れて行ってしまうという視点からの話になります。

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