サウルの葛藤
第一サムエル14章24~46節

1.序論

みなさま、おはようございます。今朝も、サムエル記を読み進めて参りましょう。さて、これまで何度かお話ししたように、私たちは今サウル王の没落物語を読んでいます。神に選ばれて一躍イスラエルの初代の王となったサウルですが、13章から15章まではそのサウルが如何にして王の位を失っていくのか、そのことを学んでいます。

“サウルの葛藤
第一サムエル14章24~46節” の
続きを読む

パウロの勧め
第一テサロニケ5章12~28節

1.序論

みなさま、おはようございます。第一テサロニケ書簡からのメッセージは今日で七回目になりますが、最終回となります。毎月原則一度のメッセージでしたので、ゆっくりとこの書簡を学んで参りましたが、これまでの内容を思い返しつつ、このパウロにしては比較的短い書簡の締めくくりの部分を読んで参りましょう。

“パウロの勧め
第一テサロニケ5章12~28節” の
続きを読む

ヨナタンの信仰
第一サムエル13章15~14章23節

1.序論

みなさん、おはようございます。私たちはこれまで、イスラエルの初代の王となったサウルの成功と挫折の物語を読み進めて参りました。そのサウルの物語の中で、今日はもう一人の重要な人物が登場します。それがサウルの息子で、彼の後継者となるべき王子ヨナタンです。このヨナタンはサムエル記の中でも非常に好感度の高い、人気のある人物で、後にダビデの刎頚の友となっていきます。

“ヨナタンの信仰
第一サムエル13章15~14章23節” の
続きを読む

サウルの蹉跌
第一サムエル13章1~14節

1.序論

みなさま、おはようございます。さて、サムエル記も13章まで来ましたが、これまで私たちはイスラエルの初代の王となったサウルの生涯を読んでまいりました。王を求めるイスラエルの人々の願いに押され、また神ご自身から選ばれて、王となっていく青年サウルのサクセスストーリーをこれまで学んできました。それに対して、この13章から15章まではサウル王の没落物語、サウルがなぜ王という立場を失っていったのか、その経緯を伝える内容になっています。

“サウルの蹉跌
第一サムエル13章1~14節” の
続きを読む

正しい道を教えよう
第一サムエル12章1~25節

1.序論

みなさま、おはようございます。今年初めの主日礼拝をこのように迎えられることに感謝します。アドベントの期間中はイザヤ書を取り上げていたので久しぶりになりますが、昨年から続けてきたサムエル記の講解説教を今年も継続して参ります。

“正しい道を教えよう
第一サムエル12章1~25節” の
続きを読む

目をさましていましょう
第一テサロニケ5章1~11節

1.序論

みなさま、おはようございます。今日は今年最後の礼拝であるのみならず、今年の最終日になります。振り返ってみれば、いろいろあったようにも思えるし、あっという間だったという感じもいたします。ともかくも、無事に年末を迎えられるのは大変ありがたいことで、年末年始はいきおいリラックス・ムードになるものです。忘年会などで深酒をして、うとうとと眠り込んでしまう、そんな時期です。そんな中で、今日のメッセージはハッとさせられる、気を引き締めさせられるような響きがあります。

“目をさましていましょう
第一テサロニケ5章1~11節” の
続きを読む

心の思いが現れる
ルカ福音書2章1~39節

1.序論

みなさま、クリスマスおめでとうございます。今日の主日礼拝では、ルカ福音書のとても有名な箇所からメッセージをさせていただきます。今日は比較的長い箇所を取り上げていますが、その中でも羊飼いたちが飼い葉おけに寝かされている幼子イエスを訪ねる場面が大変よく知られています。ページェントなどで必ず取り上げられる、心温まる場面ですね。しかし今日は、その後に登場する人物にも目を向けたいと思います。それは、シメオンとアンナという二人の男女の老人ですが、その中でも特にシメオンという人物の言葉に注目して参ります。

“心の思いが現れる
ルカ福音書2章1~39節” の
続きを読む

主を求めよ
イザヤ書55章1~13節

1.序論

みなさま、おはようございます。アドベント第三週になり、いよいよ次週はクリスマス礼拝となります。アドベント期間ということで、先週と今週はイザヤ書からメッセージを取り次がせていただきます。イザヤ書、なかでも40章から55章にかけての箇所は、第五の福音書と呼ばれるほど福音的なメッセージを含んでいるからです。

“主を求めよ
イザヤ書55章1~13節” の
続きを読む

慰めよ
イザヤ書40章1~31節

1.序論

みなさま、おはようございます。クリスマスを待ち望むアドベントの第二週に入りました。私たちは、いつもはサムエル記、そして月末のみは新約聖書から使徒パウロのテサロニケ書簡を読み進めていますが、このアドベントという特別な期間に鑑み、今週と来週の二回はイザヤ書からの説教とさせていただきます。

“慰めよ
イザヤ書40章1~31節” の
続きを読む

サウルの勝利
第一サムエル11章1~15節

1.序論

みなさま、おはようございます。今朝から教会のカレンダーではアドベントに入ります。イスラエルに真の王としてお生まれになったイエス・キリストのご降誕を祝うクリスマスを待ち望む期間です。主イエスは「王」という存在についての考え方を革命的に変えました。当時の人々が考える王の姿とは、人々の上に権力を振るい、人びとを支配する、そのような存在でした。しかし主イエスはその生涯を通じて仕える王、人びとを支配するのではなく、むしろ人々のために命さえ差し出す、そのような謙虚で慈愛に満ちた王の姿を示したのでした。そのような主イエスの姿は、私たちすべてが範とすべきものです。アドベントの期間は、そのようなイエスの歩みを思いつつ歩んで参りたいものです。

“サウルの勝利
第一サムエル11章1~15節” の
続きを読む